「企業は企業のためにあるのではなく、企業で働く社員の幸せのためにある」
~ 伊那食品工業株式会社 社是 ~
(昭和33年の創業から48年間増収増益を達成した奇跡の会社)
わが国は2005年を境に人口減少時代へ入りました。
高齢者が爆発的に増え、若者が姿を消していく日本社会。
それは労働力人口(15歳以上の就業者及び就業希望者)が減少することを意味します。
厚生労働省雇用政策研究会が発表した、「労働力人口の見通し」(2007年12月)によると、
2017年の労働力人口は06年(6657万人)比で約7%減の6217万人、30年には同16%
減の5584万人と推定されています。
つまり、現状のペースで進むと25年間のうちに約1070万人もの働き手が失われる計算に
なるのです。
特に従業員130人未満の中小・ベンチャー企業は、そのあおりをもろに受けてしまい、
会社の存続すら危ぶまれると予想されています。
では具体的に、どんな事態が待ち受けているのでしょうか、、、
1、「景気はいいのに、人が採れない
大手にばかり人材が流れる」 ※ 受注、引き合いがあってもこなせる人数が不足。
↓
2、「応募してきた人間と面接しても、
会社に合わない場合が多い」 ※ 職場環境と求職者とのミスマッチ
↓
3、「せっかく正社員で採用したのに
すぐやめる」 ※ 若年層を中心とする職業意識の変化。
↓
4、「充足率はよくて8割ぐらい。
これではますます採用が難しくなる」 ※ 既存社員の業務量増加。
しかたなくサービス残業をさせてしまう。
↓
5、「最近、職場にやる気がみられない。
反抗的な態度をとる者まで出てきた」 ※ モチベーション低下のため、生産性はがた落ち。
↓
6、「離職率の上昇がとまらない。
一体どうしたらいいのか!?」 ※ 満足度の高い他社へ転職。そして会社は・・・。
あなたが経営者なら、程度の差はあれど実感されていることかもしれません。
これが、21世紀における中小企業衰退の方程式なのです。
大昔から「中小企業の業績悪化」といえば、「不況」とセットになっていました。
しかし、すでに時代は変わっています。
少なくとも今後10年間は、人材不足への対応が企業の生死を分けるのです。
では、どうすれば良いのか? 何をなせば最悪の事態を避けることができるのか?
そのカギは、まず、「自社における人事労務マネジメント」 を本気で考えること。
そして、
「社員の幸せとやりがいを第一に考えた経営(人の定着と成長)」
を実践することです。
・いま、あなたの会社の社員は、情熱をもって仕事に取り組んでいますか?
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当ページを読まれているあなたは、自社の人事労務について何かしら問題意識をお持ち
なのではないでしょうか。
でも、具体的にどのような対策をすれば良いのかわからない。
相談できる場所も思いつかないのではありませんか?
「人事労務の悩みがあったとしても、解決方法がわからない・・・」。
冗談ではなく、本当に深刻な事態です。
21世紀の最重要の経営課題(ヒトの問題)を解消できないわけですから・・・。
実のところ、労務管理を相談できる機関は限られています。
いくつか挙げてみましょう。
■労働基準監督署
言わずと知れた、企業労務のお目付け役。
最近は、「迷惑労働者の駆け込み寺」とも呼ばれています。
経営者は近寄りたくないでしょう。相談したら、逆に不備を指摘されて困ったことになると
考えますからね。
ちなみに各労働局が開催した、サービス残業電話相談会(2006年11月23日)のデータ
(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/11/h1128-1.html)によると、
労働者(家族、労組を含む)の相談が、1315件に対し、
使用者の相談は、わずか4件という結果が出ています。
40件じゃありません。4件ですよ4件!
労基署が経営者にとって足を運びづらい役所か、本当によくわかります。
■地元の法人会、青色申告会
中小企業経営者にはなじみ深い所ですが、正直言って使えないです。
理由は超簡単。人事労務の専門家が常駐していないから。
相談できたとしても、継続的なサポートは期待薄でしょう。
税理士会の影響が強い団体のため、融資仲介のような「カネ」の相談には有効ですが、
「ヒト」の相談には適さないんです。
■弁護士事務所
法律系国家資格の最高峰。法律のことなら何でも来い!の弁護士先生。
しかし、中小企業の人事労務相談は苦手です。
人使いの問題は、法律論だけでは解決できません。
法的に是か非かという点は参考になりますが、現実の問題は合法と違法の狭間。
つまり、グレーゾーンに含まれるものがほとんどです。
また、弁護士の場合、とかく労働者擁護の立場を取りたがる傾向があります。
(※労働法が従業員の権利保護に偏っている法律のため)
余談ですが、労働法規に詳しい弁護士は非常に少ない。
旨みがない(お金にならない)からです。
「ロウ(労)ベン」 ⇒貧乏な弁護士の略 という業界の隠語まであります。
■大手コンサル・コーチング会社
人事労務に特化したコンサルティング会社は存在します。
でも、ほとんどは大企業(全事業所の1~2%)向けのサービスしか提供していません。
費用も高額(毎週1回、1時間のコンサル相談で月額10万円が相場)で中小・ベンチャー
企業には負担が大きすぎます。
最低でも、従業員数が200名を超えたら検討すべきでしょう。
■グーグル・ヤフー検索結果、ブログ・メルマガの情報
検索スペースに「労働保険」、「就業規則」などの用語を打ち込めば、何十万件もの
サイトが表示されます。
もしかしたら御社に有益な情報も含まれているかもしれませんね。
しかし、それは所詮、「知識」以上のものではないんです。
100の会社があれば、100の社風と労務管理があるわけで、
そこには「知識」をブレイクスルーさせた「知恵」が必要になります。
そもそも市場原理は、タダ乗りを許しません(有料だからリスクヘッジできる!)。
ネットの無料情報のみでヒトの問題を判断するのは、危険過ぎるということです。
■税理士事務所
中小企業の相談相手といえば、税理士を思い浮かべる方が多いでしょう。
当然ですが、税理士は「カネ」の専門家です。
人事労務の分野は素人ですし、関連する実務を行なうと社労士法違反に問われる
こともあります。
しかし、この事実をいい加減に考えている税理士は数多く存在します。
なかには業務領域をわきまえ、信用できる社労士を紹介する方もいます。
しかし、片手間のように(サービスという名目で)労務相談や事務手続きを実行する輩が
後を絶ちません。
こういう連中は、クライアントを本気でサポートしているとは言い難いのです。
要は、
「社労士が関わって自分の影響力が弱まるのはイヤ!」(自己保身。会社は二の次。)
⇒「社労士なんて必要ないですよ。うちが全部面倒見ます」
という、せこくて情けない感覚の持ち主なんです。
車に例えると、社労士はアクセル(攻めの経営指南)、税理士はブレーキ(守りの経営
指南)ということになります。
お互いの専門分野を尊重し、共に関与先の発展に尽力することが重要なのです。
税理士さんには、会社の「カネ」に関する問題をしっかり解決してもらいましょう。
■社労士事務所
社労士は、労務管理のエキスパートです。
本来、地元の社労士が経営者の良きパートナーとなり、会社をサポートするのが筋という
ものです。
しかし、実際にはまったく機能していません。
なぜか。
理由は2つあります。
1つは先に述べた税理士の問題があるということ。
そして、もう1つは(あまり言いたくはないのですが・・・)、
マニアックな手続き実務ばかり追求する古参社労士の蔓延です。
(※60歳以上の人間が、全社労士の6割を占める)
社労士資格は約40年前に誕生しましたが、もとは行政書士の業務から労働・社会保険
実務を分離したのが始まりでした。
そのため、経営者の間に単なる「代書屋」、「保険料徴収部隊」という認識が広まって
しまったのです。
当初は、行政書士が自動的に社労士資格を付与されたことも一因でしょう(約9000名)。
そんなだから、21世紀になろうが、中小企業に社労士の必要性を理解されないのも道理
というわけです。
いまは、PCを使って簡単に事務処理ができますからね。
また、社長に社労士を活用する意思があっても、選び方がわからないという問題もあります。
(※社労士の見分け方については、こちらのコンテンツ をごらんください)
結論として、
◆経営者・税理士の意識が、劇的に変化すること(パラダイムシフト)
◆人事労務の問題解決と経営人事に強い社労士の増加
以上2点が起こらない限り、状況は絶対に変わりません。
さて、ここまで中小企業における労務管理相談の現状を見てきました。
先に申し上げたとおり、「人と組織のマネジメント」への注力は、これからの経営における
最重要ポイントになります。
にも関わらず、適切なアドバイスを受ける所がないという状況は、実は経営者だけでなく、
従業員にも不幸なことなんです。
社員は普段見せませんが、深層心理の中では会社の成長を真剣に願い、そこに属する
自分を誇りに思いたいのです。
そのためにも社長には、部下のやる気に火をつけ、
「彼らの心の舵取り」を積極的に行なう義務があります。
そこで、、、
私は、人事労務の専門家(社労士)としてこの問題を解決するために、
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